火星 移住 利点 [宇宙]
火星移住計画が2年延期?火星移住ってどんな利点があるの?
民間による火星への移住を計画している
『Mars One(マーズ・ワン)』プロジェクト
は、2018年に火星へ無人機を打ち上げるパートナー企業として
ロッキード・マーチン、SSTLと合意したと発表した。
火星はエネルギー(速度変更)という点では地球から向かうのが最も簡単な惑星である。
化学燃料ロケットを使っている限り、火星への旅には数ヶ月の期間が必要だが、比推力可変型プラズマ推進機 (VASIMR)[1]や原子力ロケットなどが実現すれば、2週間程度まで短縮することが出来る。
ともあれ、現段階で実現可能な方法でも、現実的な時間で到達出来る点は非常に大きい。
2013年12月10日に米ワシントン DCのナショナル・プレスクラブで行われた発表には、
マーズ・ワンの共同設立者Bas Lansdorp CEOが登壇。
2018年に打ち上げる火星との通信機能を担う衛星は、
イギリスの小型衛星ベンチャー サリー・サテライト・テクノロジーズ(SSTL)が開発を担当、
火星への着陸機は、ロッキード・マーチンが担当すると述べた。
マーズ・ワン設立時の計画では通信衛星は2014年、
無人の火星着陸機は2016年に予定されていたのもので、
スケジュールは全体に2年延期されたことになる。
火星には多くの懸念材料があるのである・・・それが
・地球の生命による惑星の汚染が心配される。
・火星にかつて生命が存在した、または現在も存在しているかについては、まだ決着がついていない。
・地球-火星間の飛行に際して非常に高レベルの放射線を浴びるため、
癌のリスクが上昇する。
・出産可能な年代の人については、奇形児が生まれる可能性も高くなる。
・多くの人は、ロボットによる火星探査の方が経済的に良いのではないか、
それはどんな植民活動に対しても先行して行うことができる、と考えている。
などがある。
今のところ大きくこれと言える利点は火星にはない。強いて言えば生活圏の拡大か?
しかし火星移住は人の夢ではないかと思うので是非とも推奨したいものだ。
他の提案として、最初の地球外植民地を作る場所としては火星より
月の方がより合理的であり、将来の有人火星ミッションの足がかりとしても使用できるだろうというものもある。
しかし、月には生命の生存に必要な元素、特に水素、窒素、炭素が
ほとんどない(50 - 100ppm)という事実もある。
当初2023年としていた火星移住も2025年の予定となった。
ロッキード・マーチンは2007年に打ち上げられた
NASAのフェニックス探査機を開発した実績をもっており、
フェニックスと同様のロボットアームを備えるという。
また、2014年から全世界の大学に呼びかけて火星へ送り込む機器を開発する
「STEM」コンテストを開催する。
コンテストの優勝機器も火星着陸機に搭載する予定だ。
合わせて、クラウドファンディング「Indiegogo」で資金集めを開始している。
火星に宇宙船を飛ばすための機材の要素はアメリカ、カナダ、イタリア、イギリス、オランダなど世界中の国々から調達する。
なかなかに難しいことだが
できれば、大きく一歩を宇宙に踏み出すことができる。
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